|
会社設立の頃は客先からサンプルを渡されるか、自分で「こんな商品はどうだろう」と考えて試 |
作を創り、扱ってくれそうなブランドを持つ企業に売り込む。採用してもらえれば客先のブランドを |
冠して量産をするという風に開発と生産が同じ線上にありました。 |
最近の開発には以下のように分散化した傾向があります。 |
@ |
|
ブランド所有者が商品構成の一部としてコンセプトに沿った商品を新たに開発したい。つまり |
|
|
量産は海外で行い開発のみ依頼されるケース。 |
A |
|
この逆に海外で生産していた商品が何らかの理由で作れなくなった場合、生産を日本に戻 |
|
|
したい。 |
B |
|
こだわりを持ったショップのオーナー様がお店のオリジナルを作りたい。 |
C |
|
日本では販売していない商品を自分用に作りたい。 |
|
先日カメラが趣味のK氏がお越しになり、現在使用中の他社のカメラザックより一回り大きく、内 |
装を変更して、対荷重性能を上げて欲しいとのご希望がありました。K氏はご自分がご購入した |
現在のザックより一寸高くなると予想していたようです。しかしその変更内容は全く別物の新規製 |
作に等しく、まずデザインを起こして紙型を作り、仮縫いし、部分強度を検討します。必要部品を |
最低ロットで発注します。2、3個必要であっても箱単位でなければ入手できません。それから本 |
縫いに入ります。いずれにしても開発には多くの時間と費用が必要になります。 |
|
|
|
内装が3層に仕切られたデイパックで、一番上にボールが入り、中間層に着替え、一番下にシュ |
ーズが入れられます。サッカー少年の事故内容から開発されました。過去10万個以上生産してい |
るのでお目にかけられた方も多いと思います。 |
|
 |
|
|
当時のザックは欧米でも日本でも巾着方式でした。それはザックの口元にあるドローコードの開 |
け閉めで物を取り出す方法を採用してました。しかしそれではパッキングに慣れていない初心者 |
はザックの口元から物を落とす不安がつきまとわります。U字型の立体ジッパーを閉めてしまえば |
物を落とすという不安から開放されます。この機能が全く新しいデザインのザックをもたらし、更に |
それによって得られた機能も増え、貸与していたブランドも市場占有率40%を超えることができま |
した。 |
|
 |
|
|
水田の無動力水管理器「楽田郎」は農林水産省農業工学研究所との共同開発事業。 |
|
 |
|
|
|
|
|
|
その他 |
|
社)日本山岳会遠征隊装備製作 |
|
|
|
リャンカンカンリ遠征隊他 |
|
|
|
|
|
|